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熱中症の事故防止に関する注意喚起

気温が高い日が続くと予想されますので、熱中症事故の発生が懸念されます。送迎用バスへの置き去り事案をはじめとした熱中症による重大事故の防止をお願いします。

1 環境の整備等
熱中症事故は、命にかかわる危険があるので、適切な環境の整備等を行うことで予防が可能です。次の点に留意してください。

〇活動前に適切な水分補給を行ってください。必要に応じて、水分や塩分を補修できる環境を整えてください。

〇活動中や活動終了後に、水分や塩分の補給を行ってください。

〇熱中症の疑いのある症状が見られた場合は、早期に水分・塩分補給、体温の冷却、病院への搬送等適切な処置を行ってください。
〇こども が送迎用バスに置き去りにされた 場合 、命の危険に関わる熱中症事故のリスクが極めて高いことから 、 関係府省令等の改正により、「送迎用バスへの乗降車 の際に点呼等の方法 で こどもの所在を確認すること」 、「 送迎用バスへの安全装置の装備及び当該装置を用いてこどもの降車 の際に所在を確認すること 」 が義務化されました。 この趣旨を 踏まえ、 こどもの所在確認を徹底し、置き去り事故を防止してください。
その際、ヒューマンエラーの防止を補完するものとして、国では令和4年度第2次 補正予算で、送迎用バスへの安全装置の導入支援を実施しています。可能な限 り6 月末までに安全装置の 装備を完了してください。
併せて、安全装置の装備がなされるまでの間についても、置き去り事故の防止を徹底する観点から 、 運転席に確認を促す チェックシートを 備え付けるとともに、車体後方に、こどもの所在確認を行ったことを記録する書面を備えるなど、 こどもが降車した後に運転手等が車内の確認を怠ることのないよう徹底してください。

2 各種活動実施に関する判断
熱中症事故の防止のためには、暑熱環境において各種活動を中止することを想定し、その判断基準と判断者を、各施設等における危機管理マニュアルなどで、あらかじめ具体的に定め、職員間で共通認識としておくことが有効です。熱中症の危険性を判断する基準としては、暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)を用いることが考えられます。
この暑さ指数は、環境省の「熱中症予防情報サイト」で地域ごとの実況値・予測値を確認できます。また、環境省・気象庁による熱中症警戒アラート(熱中症の危険性が極めて高くなると予測される際(暑さ指数が33を超える場合)に、国民に対し危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報。)も確認いただけますので、各種活動の実施に関する判断材料とすることもできます。

3 こどもに対する声掛け
熱中症事故の防止に関して、こどもが自ら体調を意識し、必要なときには人に伝えられるようになるよう、次のような事項を発達段階等に応じて適切に促してください。
〇 暑い日には帽子を着用、薄着になることをお勧めします。

〇 身体を動かして遊んだり、施設の外に出かけたりするときは、こまめに水分を補給し休憩をとってください。

〇 体調がいつもと違うと感じたときには、すぐに職員に伝えてください。

【参考資料 】

〇熱中症事故の防止
・ 「学校教育活動等における熱中症事故の防止について(依頼)」文部科学省(令和5年4月28 日 5 教参学第6号)
https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1417343_00009.htm
・「熱中症予防情報サイト 」 環境省
https://www.wbgt.env.go.jp/
・「熱中症から身を守るために 」 気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
・ 「早めの熱中症予防!症状が現れたら速やかな処置を! 」 消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20230508/
・「熱中症 の 予防 」 パンフレット、ポスター等  独立行政法人日本スポーツ振興センター
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/tabid/337/Default.aspx#heat

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