困ったらまず相談を!

消費生活情報メールマガジン バックナンバー

2018年03月号

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 長野県消費生活情報メールマガジン
 2018年03月号(2018.03.15 発行)
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こんにちは。長野県くらし安全・消費生活課です。今月の消費生活情報メールマガジンをお届けします。

消費生活情報メールマガジンは、消費者被害を防止し、安全・安心な消費生活を送るため、役立てていただけるよう情報を毎月皆様にお届けしています。

◇◇◇◇ 3月号目次 ◇◇◇◇
■平成30年2月までの特殊詐欺被害額は前年の1.5倍超!
■「大雪で歪んだ」などと自宅の不具合を指摘して不安をあおる「点検商法」にご注意-
高齢者を中心に、自宅を大切に思う気持ちにつけ込まれています-
■ホームページ作成料等の名目で多額の金銭を支払わせる在宅ワークにご注意!
■安易に投稿しない ネットとの賢い付き合い方を考えよう
■くらしまる得情報の春号ができました!
■消費生活センター出前講座(悪質商法/特殊詐欺)をご利用ください!
■編集後記

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消費者トラブルでお困りの時などは消費生活センターにご相談ください!
消費生活センターでは、皆様から消費生活に関するご相談をお受けしています。県の消費生活センターは次の4か所です。(相談時間 平日8:30~17:00)

北信消費生活センター   TEL 026-223-6777 
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-nagano.html
中信消費生活センター   TEL 0263-40-3660
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-matsumoto.html
南信消費生活センター   TEL 0265-24-8058
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-iida.html
東信消費生活センター   TEL 0268-27-8517
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-ueda.html

長野県消費生活情報ホームページ http://www.nagano-shohi.net/

◆消費者ホットライン 188(いやや ※局番なし)
―最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口、または国民生活センターの相談窓口にご案内します。

◆消費生活・特殊詐欺に関するTwitterアカウント @Nagano_ks

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平成30年2月までの特殊詐欺被害額は前年の1.5倍超!
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長野県内の平成30年2月末の特殊詐欺被害認知状況が長野県警から発表されました。
●認知件数 28件(前年同期比 +7件)
●被害額  4492万6557円(前年同期比 約+1580万円=1.5倍超)

●手口別
◎オレオレ詐欺14件(前年同期比 +11件)
◎架空請求詐欺11件(前年同期比 -3件)
◎融資金保証詐欺3件(前年同期比 +1件)
◎還付金等詐欺0件(前年同期比 ±0件)

○28件の被害を地域別にみると、長野市7件、小布施町3件、須坂市2件、中野市2件と、この3市1町で半数を占めています
○オレオレ詐欺が増加傾向にあり、2月の被害件数9件のうち、5件がキャッシュカードを手渡しする被害です
○自宅に送られてくる架空請求のハガキが、昨年に比べて急増しています

引き続き、特殊詐欺に対して警戒してください!

※融資保証金詐欺(貸します詐欺)
実際には融資しないにかかわらず、低金利で融資をする旨の文書等を送付するなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金や信用調査等を名目に現金を預金口座に振り込ませたり、宅配便や郵送などで送金させるなどの方法によりだまし取る詐欺をいいます。

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「大雪で歪んだ」などと自宅の不具合を指摘して不安をあおる「点検商法」にご注意-
高齢者を中心に、自宅を大切に思う気持ちにつけ込まれています-
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住宅の屋根や床下を「無料で点検します」と突然自宅に訪問してきた業者から「このままでは大変なことになる」などと不安をあおられ、不要不急の住宅リフォーム工事や建物清掃サービス等(以下「リフォーム工事等(注)」といいます)をさせられたというトラブル(いわゆる点検商法)に関する相談が、全国の消費生活センター等に寄せられています。

こうした住宅の点検商法に関するトラブルは、以前から高齢者を中心に訪問販売で発生していましたが、ここ10年間で再び増加傾向にあり、2016年度は2,400件に達しています。屋根や床下など消費者が容易に確認できない部分は、本当に不具合があるのか消費者の側で判断することは難しく、言われるがまま点検に続いて工事の契約をしてしまう実態があります。

また、大雪などの自然災害で壊れた箇所等を火災保険で修理ができるといって工事の契約を勧めたり、点検の際に撮影したという動画等をみせるなどして執拗(しつよう)に修理を迫ったりしているなどの事例も目立ちます。

●相談事例

○契約を急がせる、不安をあおるなど、契約当事者に正しい判断をさせない事例
【事例1】 屋根を点検した後、工事をせかされ、見積もりの前に契約書にサインさせられた
【事例2】 認知症の親が考える時間を与えられずに下水道の清掃を契約させられた
【事例3】 市の委託業者だと思って点検を依頼したが実際は全く関係ない業者だった
【事例4】 外壁のひびを指摘され、「今なら安くできる」と急がされて契約した
【事例5】 業者から見せられた床下の映像が本当に自分の家のものだったか疑問

○次々に契約させられた事例
【事例6】床下を点検させたら、基礎補強、防カビ・防虫、トイレ工事など次々に勧誘された

○火災保険の申請を勧められた事例
【事例7】火災保険で雨どいの修理ができると言われ、業者の指示通りに保険会社へ申請したが、「雨どいに支障はない」と言われた

●相談事例からみられる問題点
1. 高齢者のトラブルが多い。認知症の高齢者もトラブルに巻き込まれている
2. 点検をきっかけに消費者の不安をあおって契約させる。動画等で不安をあおることも
3. 一度契約すると、他の場所も点検したいと言って次々と契約させようとする
4. 損害保険金で工事代金が賄えると勧誘してくる。高額な手数料を請求されることも

●消費者へのアドバイス
1. 「点検させてほしい」と訪問してくる業者には応対しないようにしましょう
2. 点検する場合は、点検結果を冷静に確認し、業者の話をうのみにしないようにしましょう
3. その場で契約しないようにしましょう
4. 契約するときは契約書の内容をしっかり確認しましょう
5. 火災保険での修理をもちかけてくる業者との契約は避けましょう
6. クーリング・オフや契約の取消しを行うことができます
7. 早めに相談しましょう

詳しくは、次のホームページをご覧ください(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180301_1.html

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ホームページ作成料等の名目で多額の金銭を支払わせる在宅ワークにご注意!
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平成28年11月以降在宅ワークの提供をうたう事業者に関する相談が各地の消費生活センター等に寄せられています。
消費者庁及び島根県が合同で調査を行ったところ、「株式会社Social Net」(以下「ソーシャルネット」といいます。)又は「株式会社Smart Plan」(以下「スマートプラン」といいます。)との取引において、消費者の利益を不当に害するおそれのある行為(不実のことを告げること)が確認され、注意喚起の情報提供がありました。

在宅ワークに関しては、多額のお金が必要になることをあらかじめ明示せずに契約をさせるなど、契約時や契約後に突然、多額のお金の支払を求める事業者には十分注意し、お金を支払う前に費用の内訳やその適否を書面でしっかり確認しましょう。

このような取引に関して不審な点があった場合は、お金を支払う前に、各地の消費生活センターや警察に相談しましょう。

詳しくは、次のホームページをご覧ください(消費者庁)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/pdf/consumer_policy_information_180219_0001.pdf

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安易に投稿しない ネットとの賢い付き合い方を考えよう
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子どもが、個人が特定される可能性がある動画や画像、書き込みをSNS等に投稿してしまったが、「削除したい」「削除が出来なかった」などの相談が寄せられています。

【事例1】
中学生の息子が動画投稿サイトに、通っている中学校の校章が付いたジャージを着たまま投稿してしまった。その後、IDやパスワードが分からなくなり動画が消せなくなった。(当事者:中学生 男性)

【事例2】
中学生の娘が友人と撮った写真をSNSにアップしていた。設定を公開にしていたため、誰もが見られる状態になっていた。気が付いて非公開にしたが、すでに流出した写真の情報を削除したい。(当事者:中学生 女性)

<ひとことアドバイス>
○ネット上の動画・画像や書き込みは、投稿・送信した本人が削除しても、完全に消し去ることが出来ないことがあります。また、個人情報が漏れることにより大きなトラブルに発展する場合もあるので、安易に投稿しないようにしましょう。

○インターネットを便利に安全に使うため、まずはリスクを正しく認識し、日ごろから家族や周りの大人とも使い方について話し合いましょう。

○トラブルに遭った際は、まずはサービスを提供している会社に対処方法を確認しましょう。また、画像の削除方法などについての相談窓口として、「違法・有害情報相談センター」があります。

違法・有害情報相談センター

ホーム

イラスト入りリーフレット(PDF形式)は下のURLからご覧いただけます。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mglist.html
※リーフレットの文面は同じものです。

<参考>
ケータイ&スマホ、正しく利用できていますか?(高校生版)(2017年版)
(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/taisaku/taisaku2017/koukou_smp2017.htm
ケータイ&スマホ、正しく利用できていますか?(小中学生版)(2017年版)
(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/taisaku/taisaku2017/syoutyuu_smp2017.htm

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くらしまる得情報の最新号(春号)ができました!
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県が発行している消費生活に関する回覧・窓口配布用の冊子「くらしまる得情報」の最新号(春号)ができました。

内容は
・平成29年の特殊詐欺の傾向、対策方法
・情報商材に関する相談が急増しています!
・新生活を迎える方、ご注意!

です。ぜひご覧ください!(隣組等での回覧板または市町村の窓口等で配布しています)

次のホームページでも内容をご覧いただけます(長野県消費生活情報)
http://www.nagano-shohi.net/news/2018/03/marutokuaki.html

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消費生活センター出前講座(悪質商法/特殊詐欺)をご利用ください!
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消費生活センターでは、地域や消費者、高齢者、学校など、皆様がお集まりになる場所に職員が出向いて、悪質商法の手口や対処方法を説明させていただく「出前講座」を実施しています。(おおむね20人以上でお願いします。)

お申込みなど詳しくは、次のホームページをご覧ください(長野県消費生活情報)
http://www.nagano-shohi.net/keihatsu/kouza.html

・特殊詐欺に関する講座も実施中!
詳しくは次のホームページをご覧ください(長野県)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kurashi-shohi/20150603.html

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☆編集後記☆
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◆昨年12月に「3次元化」した『もシカっち』が、なんとマンガ「けいさつのおにーさん」に出動しました!からけみさん原作の「けいさつのおにーさん」は、長野県警のマスコット『ライポくん・ライピィちゃん』もたびたび出演されていますが、今回まんがタイムジャンボ4月号に、『もシカっち』も「特殊詐欺被害防止」を熱く訴えるために出動させていただきました(3次元化された姿が再び2次元へ戻るという不思議な展開ではありますが)。

◆そんなニュースもある一方で、仮想通貨の問題、磁気治療器具レンタルへの投資など昨今消費生活にまつわる社会的な問題となったニュースも頻発しています。特殊詐欺についても昨年より被害件数が前年に比べて増加しています。

◆ハガキによる架空請求の手口は、2000年初頭(2002年に国民生活センターが注意喚起情報を出しています)に横行していた手口で、昨年末あたりから再び急増しています。今どんな手口が多いのかについて、ぜひ注視していてください。そして「なぜ支払うのか」「なぜ儲かるのか」といった基本的な視点を消費者側が常に持つことも大事です。何か不安なことがあれば消費生活センターにご相談ください。被害件数が過去の水準に戻ることの無いようにくれぐれも警戒してください。

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「信州で学ぼう」
平成30年4月長野県立大学開学
平成30年8月第42回全国高等学校総合文化祭(2018信州総文祭)開催
信州の自然を生かした「信州やまほいく」や「山村留学」の推進
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今月もご覧いただきありがとうございました。
次号をお楽しみに。

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発行元 長野県県民文化部くらし安全・消費生活課 http://www.nagano-shohi.net/
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県消費生活センター

消費生活に関するご相談を承ります

北信消費生活センター TEL 026-217-0009

中信消費生活センター TEL 0263-40-3660

南信消費生活センター TEL 0265-24-8058

東信消費生活センター TEL 0268-27-8517

【受付時間 平日8:30〜17:00】


土曜、日曜、祝日に
利用できる相談窓口

【国民生活センター】
相談受付時間 10:00〜16:00
(年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く)
電話番号:消費者ホットライン188(局番なし)


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